時は2019年3月8日(金) 18時30分、所は丸の内二丁目の三菱クラブ、初めての試みは、両社の現役社員40名の参加を得て開催されました。
当会を開催するに至ったのは、2018年の東京浦高会総会・懇親会の席上、出席されていた浦高同窓会・木村惠司会長(高17、三菱地所特別顧問)が、同じく出席されていた小風茂先輩[高27、三菱商事顧問(当時)/農林水産省OB]と柴山哲治先輩(高27、三菱商事OB)の浦高27回コンビに声をかけられて、「丸の内在勤の浦高OB現役社員諸君が集まって、同窓会を開催できないだろうか」とご提案されたのがきっかけでした。その後、事務局として実際に動き回ってくれる中堅社員をお互いの会社から出そう、という話になって、地所は鈴木健太郎さん(高40)が、商事は染谷浩(高36)が昨年の夏ごろに指名されました。そして代表世話人・木村会長、世話人・小風/柴山の両先輩、事務局・染谷/鈴木で準備会合を何回か重ね、今回の開催に至ったものです。
事務局・染谷の司会のもと、まずは木村会長より開会のご挨拶をいただきました。木村会長からは、ご自身が同窓会副会長に就任された際のエピソードが披露されました。即ち、当初、川野同窓会長(当時)から副会長に推挙されたが、最初は固辞されたこと。然しながら、最終的には、これからの日本を支える若い人たちを育て社会を少しでも良くできれば、との思いで副会長に就任し、今に至っているとのこと。それ故に、今までふるさと埼玉との関わりの薄かった企業戦士の皆さんも、本会合をきっかけに母校愛に目覚め、後に続く後輩たちのために、ここ丸の内で何かしてあげられないか、今後とも一緒に考えて参りましょう、という熱い思いが話されました。
その後、歓談に入りました。同じ会社の仲間とは言え、世代も職場もばらばらで、顔を合わせるのが初めてという方々も多く、最初は何となく遠慮がちに会合はスタートしました。ところが、そこはさすが浦和・領家の学び舎で切磋琢磨した、かつての浦高健児ばかり。いつの間にか世代を超え、会社の枠組みを超えて、あちこちで会話の華が咲きました(丸の内のビジネスマンらしく、ネットワーキングにも努めました)。メインイベントは、ゲストでお招きした同窓会事務局長・藤野先輩(高22)による「浦和高校の活動紹介」。パワーポイントも使って、熱弁を振るわれました。あっという間の2時間が過ぎ、一同名残惜しい中、元応援団の藤野先輩のリードで校歌を3番までフルに斉唱し、会合はお開きとなりました。
今回は、三菱地所/三菱商事の現役社員(概ね1980年入社以降)の方々を中心に、幹事にて対象者をピックアップ、まずは名簿作りから始めて、皆様にお声掛けしました。出張や海外駐在中で残念ながらご欠席という方も多く、「次回開催を待ち望む」という声もたくさんいただきました。また木村会長より在校生のためにここ丸の内で何かやってあげられないかというお話もございました(例えば、浦高生に対する夏休み期間中のキャリア教育とか)。今後どのようにしてこの会を継続・発展させていくのかという点に関しましては、参加されたみなさまにもいろいろなご意見がおありになると思います。現役世代だからこそ、形式にとらわれない大小の浦高のネットワークがいくつも生まれ、そこから新しいことが始まるようなことにつながれば、事務局冥利に尽きます。領家に想いを馳せつつ。(染谷浩)