小石川植物園の見学&フィールドワークが10月6日に開催されました。
小石川植物園の元園長で東京大学名誉教授の邑田仁先輩(高23回)に、
小石川植物園をご案内いただきました。
13:30~14:00に本館内の園長室で、小石川植物園の古地図や歴代園長の肖像画を見ながら沿革についてご説明いただき、書庫や標本所蔵室をご案内いただきました。
14:00~16:00は、園内の見どころとして、1919年竣工の柴田記念館、旧植物学教室の石材が使われているシダ園、遺伝学者メンデルが実験に用いたブドウの分株、ニュートンの生家にあったリンゴの接ぎ木と、順次、見学しました。高山植物を栽培している冷温室を見た後、公開温室では2m以上に伸びた巨大なショクダイオオコンニャクなどを見学、非公開温室も見学させていただきました。平瀬作五郎が精子を発見したイチョウ、オオクスノキを見ながら、日本庭園に向かい、池越しに旧東京医学校本館を眺め、NHKの朝ドラの「らんまん」で「ヤッコソウ」の撮影をしたという斜面を見ながら坂を上り、旧養生所の井戸、分類標本園、薬園保存園を経て、「らんまん」で万太郎の博士号授与式の撮影が行われた本館前に戻り、記念撮影をして散会となりました。邑田先輩から、東京大学附属の日光植物園も機会があればご案内いただけるとのことでした。4月がベストシーズンだそうです。
以上のように、充実した浦高生物部OB会イベントとなりました。また、邑田先輩からはお土産として、大学構内で実った「かりん」「銀杏」「ゆず」を原料とした「東京大学植物園のど飴」まで頂戴し、恐悦至極の見学会でした。
(文責:浦高生物部OB会事務局 高27回 和久津 彰)