2020年1月5日に麗和会館にて浦高生物部OB会が開催されました。
当日は、高8回の櫻井先輩以下、22名のOBが参加するとともに、小島克也校長(高30回)にもご出席いただきました。小島校長先生から最近の浦高の近況ご挨拶とグラウンド人工芝化による部活動等活性化プランの寄付金についてご説明をいただきました。
今年は、高66回の深田裕哉君(東京大学大学院農学生命科学研究科 修士課程1年生)に、「環境にやさしいバイオプラスチックの創製」というテーマで、講演をお願いしました。現役の大学院生の最先端の学術研究の一端を垣間見ることができました。
懇親会の冒頭、高8回の櫻井先輩から、田山花袋の田舎教師の舞台となった羽生市の富徳寺の植物天井画の紹介がありました。
また昨年のOB会懇親会で、高24回の碓井徹先輩の対応をお願いした高8回の橋本良一先輩の昆虫コレクションについての報告がありました。昨年1月からご子息の良彦氏と連絡をとりあい、長野県の別荘に保管されていたという約100箱のコレクションを,標本処理に好条件である晩秋を待ってお預かりしたそうです。
残念ながら橋本先輩は昨年4月にご逝去されたそうですが、保管状態が非常によいこのコレクションは、1950年代の浦和近辺の昆虫相がよく判るたいへん貴重な資料であることが判り、碓井先輩が調査・執筆にかかわっている『さいたま市史自然編 —クモ・昆虫—(2021年3月刊行予定)』でもその標本の一部を紹介することを考えているとのことでした。
以上のように、いかにも生物部OB会らしい会になりました。
(文責:浦高生物部OB会事務局 高27回 和久津 彰)